第62話 そんなものは、志とは言わん!

 かの作家さん、わしやねんけど。実は。

 一度岡山から他県に移住する前の、あるときのお話。


 岡山県に残るなら、条件がある。

 県知事選に立候補して、当選させろ。

 裏公約に、報復人事。

 自分を「孤児」とした、あのときの児童相談所関係者。

 それに連なる者も同罪である。

 そいつらに対する報復人事をさせよ。

 それなら、岡山県に住み続けてもよい。


 これ聞いていた人、岡山県関係者ではないと思う。多分。

 呆れておられたね。でも、即座にこんなことを言われた。

「その頃の職員はもう皆、退職しているだろう」

 そんなことで負ける彼ではない。

「そいつの親族がおりますやろ・・・(以下略)」


 我ながら、なんだか、戦国時代みたいな感じやな。

 そんな風習、江戸の太平の世でなくなったはずなのに、なぁ。

 ひょっと、そういうディーエヌエーなるものが体内にあるのかも?


 聞かれた方、さすがに、いつになく仰天されていたなぁ・・・。

 それから、また別の、今度は某ベテラン市議会議員(当時)さんに述べた。

 あっさり、一言。


「そんなものは、志(こころざし)とは言わん!」


 わかったか、ジャンジャン!

・・・、ってね。

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