第3話 たった2割で、実用的に本質を示すもの

 円周率 ≒ 3.14


 実際は無限に続く非循環小数。

 世にも独特なる数値。


 ニアイコイルを、「2割」イコールと勘違いした人がいるという。

 確かにニアイコールである。

 2割イコール、つまり8割バツ、ではない。


 では、その人の勘違いを笑えるだろうか?

 私は、そうは思わない。

 

 考えてみれば、円周率の真の数の2割程度の本質しか、その3.14という数字は持ち得ていないのかもしれない。

 だが、そのたった2割程度の内容で何ができると思うか。

 なんと、大抵の円にまつわる図形の面積や体積を概算出来てしまうのである。


 これって、何か、すごいことのように思うけどな。私だけかもしれないけど。


 

 

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