第21話 家族の形

死ぬ前にクリスマスニューヨークって思ってたけど死ぬほどどうでもよくなったしどうせ死ぬのにいらんくね?ってなったし、1人で確かに行きたいけど、それより後世(ゆーて自分より稼ぎも貯金も莫大な家族しかおらん)に金を残しとけって思うようになった。

どうせ思い出なんて記憶なんて無になるんだから。


私結婚したいんじゃなくて自分の今の家族っていう親がいて大好きな弟がいるあの空間が欲しいだけなんだなって気がついた。

あれと同じ家族、いわば類似家族が永遠に欲しいだけなことに気がついた。

(それら取得の経緯に結婚も出産も恋人期間は不要、できれば無しにして欲しい、これに関しては鬱陶しいし煩わしい、興味がない)


それらを失う前に、それらが手に入らず老いる前に消えてしまいたいだけなんだと思う。


そしてなによりニューヨーク行くために英会話勉強してもどうせ無駄になるし、それするより前に福岡である程度の生活と死後のための貯金を維持するために金融資格とって就活に備えた方がいいっていうクソつまらん理性が働き始めたわ。


てなわけでニューヨークに貯めた50万、棺桶代に直行です。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る