第286話 プレイヤー配信者 律! 警官プレイで、カーチェイス!!


「前の車! 止まりなさァい!!」


「止まれやァ! このボケぇぇえ!!!」


「止まれぇぇえ!!! 公務執行妨害だぞぉ! うおおお!!!」


「「「「「誰が止まるかーい!!」」」」」


「っく! 逃げ足の速い! りっちゃん! 無線よろしく!」


「はい! ラミィさん!」


 ――無線! ガチャ! ザザ!!


「こちら! 律&ラミィです! ラミィさんの運転で、銀行強盗犯を追いかけてます! パトロール中だったヒダールさんたちとも合流して、パトカー2台で追跡中!! 相手は、3台の青い車です!」


『了解! 強盗犯はどこへ向かってる!?』


「現在、ダーカー・シティの郊外の山道を爆走中! オフロード通って、完全に山の中です! 景色が緑しかない!!」


『了解! ってことは、火山エリアに逃げるつもりかもな。山でつながってるから。よし!』


『こちら警察本部! 火山エリアに手の空いている警官はいるか!』


「いるよー! ルビーでーす!」


「立花です! いけます!」


「慎吾です! 俺も行けまーす!!」


『では、ルビーさんと立花さんは、山へ! 慎吾さんは市内で待機! 包囲網を突破したら追撃せよ!!」


「「「了解!!」」」


「っという訳です! ラミィさん! ヒダールさん! 追い込み漁です!!」


「「了解!!」」


 うおおお!!! 本当に警察してるみたい!!


 このカーチェイスのやり取り! 仲間との連携!


 面白いんだよなァ!! フーーー!!!


 ――コメント


・【1000円】うおおお!!!


・【400$】いっけえええ!!!


・【3000ポンド】無線で指示できるの偉い!


・臨場感凄いな!!


・映像いいから、手に汗握る!!


・ワクワクするぞ!


・ヒューーー!!!


・しかし、犯罪多いなァ!! 朝からこれだろ!?


・まァな! シーズン5のファイナル! 3日目だからな!!


・2日目には、ユーザー330万人で、警察150万人 ギャング180万人となったからな! あちこちで犯罪起きてるぞ!!


・さっきは、人質事件に、殺人事件。ガソリンスタンドで銃撃と買ったらしいしな


・なにそれ、やっばWWW


・美術館での盗難もあったらしいぞ


・怪盗銀二を追えって、無線あったしな!


・なにそれ、めっちゃ気になる!!


・初めからもうフルスロットル! 


・面白いねぇ!


・ウイーーー!!!


 ええ、とっても面白いです!!


 ここで捕まえれれば、もっと面白いんですが! 


 って!


「くそ! おらァァあ!!!」


 ――セイバー・ビーム流! 分身・トール・ハンマー! フォルティシモ!!


 !? 逃走者の一人が、ものすごい速さと数の! トール・ハンマー! フォルティシモ!


 撃ってきたァァあ!?


 うわあああ!!!


「魔法・同士討ち」


 ――ドガガガガガガガガガ!!! バッガァァァ!!!


「うお!? あ、全部消えた! ありがとうございます! ラミィさん!」


「いえいえ! 当然のことですわ! それよりも律ちゃん! 反撃を!」


「あ、はい!」


 うん! 悪役令嬢ラミィさんの同士討ちで、分身・トール・ハンマーを全部消せた!


 この隙を逃す手はない!


 ってことで!


「人狼ビーム流! 咆哮・氷結ブレス砲! GGGGGYYYYYAAAAA!!!」


 ――ズバァァあ!!! ドッガァァァ!!!


「!? ぐわあああ!!!」


 !! よっしゃ! あたったァァあ!!!


 うん! 氷結の声を、逃走車にぶち当て凍らせ! 一台転がし! 成功!!


 ギャングは逃げようとするも! 


「呪ィィい!!!」


「雷の加護! 電気犬! 融合! 雷撃サンダー! どらァァあ!!!」


 ――ドス! ドッガァァァ!!!


「「「「!!! ぐわあああ!!!」」」」


 ヒダールさんと! 一緒に乗ってたPK警察が! ぶっ転がして! 


 逮捕! ウイーーー!!!


「やりました! 一台確保! ヒダールさんたちがやってくれました!!」


『了解! そのまま残りの2台を追ってくれ!!』


「了解!!」


 ――コメント


・【1000円】やったあああ!!!


・【3000ポンド】捕まえたァァあ!!!


・【4000$】ナイスぅぅう!!!


・【1000ユーロ】魔法良かったぞぉ!


・ヒューーー!!!


・いやァ、いいね! 警察! 手に汗握る!!


・カーチェイスバトルマジでいい!!


・捕まえったときスカッとするぜ! ウイーーー!!!


・【4000円】人狼ビームの氷結咆哮良かったぞ!!


・その前の、悪役令嬢ラミィの! 同士討ちもヤバかった!


・いい判断だった!


・あれなかったらやられてた!


・めっちゃ冷静で、的確だったよな!


・うんうん!


・追い打ちの不死身のヒダールもいいぞ! 凄く頼りになる!


・ねー!


・PK警察もよかった! 融合と雷の加護で、敵の4人! 一斉に捕縛してたし!


・あれは痺れたな!


・手際よかった!


・それな!


・ほんと、PK警察良いな! 敵だとヤバいけど、味方だとマジで頼もしい!!


・普通はありえないタッグ! いいねぇ!!


・かっけぇわ!!


・ウイーーー!!!


 そうですね! 本当に、頼りになるし! カッコいい!!


 最高の相棒ですよ! うん!


「くそ! ルードたちがやられた!!」


「逃げろ逃げろ!」


「撃て撃て!!」


「オラァァあ!!!」


「銃に、スパナに、包丁に、魔法に、空気砲。レーザー。色々来ますわね。でも!」


「同士討ち! そして、ドライブ! はァァあ!!!」


 ――ドガガガガガガガガガ!!! ブォォォォオオオ!!!


「同士討ちさせてからのドライブで、無意味ですわ!!」


「うおおお!!!」


 うん! 残り2台の車を追跡!!


 めっちゃ妨害に攻撃してくるけど、悪役令嬢ラミィさんのスキルと運転で!


 追いかけられてます!!


 やっぱラミィさんがいないと! 追跡不能ですね! ええ!!


 っという感じで!


 ドンドン山を登り! その頂を超えたところでぇ!!


「ちくしょうここまで来たか! だが!」


「こっこで終わりだァァあ!!!」


「「飛べぇぇえ!!! ウイーーー!!!」」


 ――ニトロ・ジェット! ブォォォォオオオ!!!


「「え!?」」


 山の頂を超えたところで、相手に変化が!!


 そう! 私たちの先を言っていたギャングたち2台の車が、ニトロジェットをオンにし!


 山の頂を、飛ぶ勢いで走りだし! 


 そのまま、山の向こうへと消えたのです!!


 ええ!?


 ――コメント


・!? 何ィ!?


・おいおい! 死ぬぞ! あいつら!!


・あんなスピードで山超えたら、斜面や地面! 森にぶつかる!!


・これは死んだわ


・スピード出し過ぎィィィ!!!


 そうですよね!?


 あのスピードで行けば、絶対操縦不能になって! 山肌を転げ落ちる!


 下手すりゃ爆発で死にますよ!?


 何を考えて。


「でも、やったからには意味があるんでしょう。だから」


「こっちも行きますわ!!」


 え!?


「ニトロ・ジェット! フルスロットル! ファイアァァあ!!!」


「!? えええ!!! うわあああ!!!」


 ――ドッゴォォォ!!!


 はやいはやいはやいはやい!!!


 山超える! 頂超える!


 思いっ切り山から飛び出して、斜面転がり!!


 死にますってぇぇえ!!!


 わあああ!!!

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