第226話【速報!!】 坂本社長! 日米坂本グループの社長を降り、会長に就任! 今後は、ゲーム作りに集中とのこと!! 


 っという風に!


 俺の才能開発ゲームで、才能を磨いたことで! 我がグループは、もっと稼げるようになったのである!!!


 でも働きすぎたら、休む時間や、家族との時間。


 なにより、ゲームする時間がなくなるので!


「人が仕事する時間を少なくし、余暇を過ごせるようにしよう」


「具体的には、働く時間を短くし、バリア・モンスターとAIロボと一緒に働く。そうすることで、少ない時間でいい成果が出せる可能性は高まる」


「また、自分の労働時間を終えたら、会社から出る。仕事の強制終了だな。残業は許さん」


「その代わり、AIロボとバリア・モンスターに残りの仕事のデータ・やり方を任せて、残業してもらうことにしよう」


 仕事改革もしまくり!!!


 これで、AIロボとバリア・モンスターへの残業代を出しつつ、人間は休める!!


 ロボも、一台ではなく複数で行動や。ローテーションを組んで、この時間は家。この時間は会社で起動・作業。もしくはその逆をすれば、『残業代狙いでAIロボをフル稼働で働かせる』ことを阻止できるし。


 あ、あと2丁マシンガンたちが試しにやってた悪魔娘・武器娘のなどのデータをロボに入れる技術(もりとん、俺発明)を、入れるか。


 あれやるとユーザーはめっちゃ感情移入して、ロボに優しくなるからな。


 自分の武器娘・悪魔娘を、こき使って稼ぐ。なんてことはしなくなる。


 むしろ、残業をしないようにめっちゃ頑張るかもな。


 そういうことも期待して、入れよう。


「ってことになると、待てよ。

実際の仕事内容を才能でガンガンできるようになるだろうが、それをもっと早く・多くクリアしたいと思うはずだよな。なら……」


 あれも入れるか。うん、良い機会だ!


 仕事内容が、パズルや格ゲーみたいなミニゲームでこなせる内容になる技術!


 アメリカの坂本式発電などで使われてる『仕事内容簡略化システム』も、入れとこう。


 全部の仕事がそうなるわけじゃないが、才能とバリア・モンスター&AIロボに加えて、ミニゲーム化システムが合わされば、どのくらいの仕事効率・利益増加につながるか。実験したいからな。

 

 やっちゃえ! へへへ!!!


 っと、なったのである。


 つまり、人間・バリア・モンスター・AIロボで働くシステムを、導入したのサ。


 その結果!!!


「すげぇ! 仕事が一瞬で終わる!!」


「仕事時間が短くなったけど、前より働いて、成果が出てる! すっげえええ!!!」


「バリア・モンスターに、悪魔娘ロボたちが手伝ってくれるから、バリバリ終わるわ! だから、残業も少なくできるし、突然の事態が起きても過ぎ対応できるよう! 仕事を組めるぞ!!」


「あ、ひらめいた! 残業や残業時間での突然の仕事! ミニゲーム化できるものは、ミニゲーム化すして隙間時間にやれば、嫁(ロボ)を働かせずに済む! 家で一緒にイチャイチャできるんじゃね!?」


「「「「「『『『『『それだ!!』』』』』」」」」」


「なら、アメリカに坂本式グループ作って、引き継げる仕事はアメリカに引き継げば! 自分も、バリア・モンスターも、嫁も! 家で一緒に飯食って、ゲームして、ぐっすりできるぞ!」


「「「「「!? うおおお!? すげぇ!!」」」」」


『『『『『「「「「「天才の発想! キタコレ!!!」」」」」』』』』』


「そうなると、もっと仕事を効率化したいな! よし! 生産・加工の仕事も、バリア・システムで出来る魔法を用いれば、自動で注文受けて、自動で作れるのでは?」


「なら発送の仕事も、バリア・システムの応用で、自動で出来るかも! 乗り物の自動運転に、バリア・システムを合わせれば、安全度は増すし! 行けるんじゃね?」


「じゃあ、データとかの仕事は大本命だ! バリア・システムの応用で、もっと効率よくできる可能性がある!!」


「「「「「やってみようぜ!! 仕事の改良で、残業・突然の仕事・事故を減らせ!!」」」」」


「「「「「『『『『『ウイーーー!!!』』』』』」」」」


 坂本グループ全体の、利益・運営・生産力が! 


 上がりに上がったのであった!!!


 ああ、これが才能開花の天才たちと、その手足となれるバリア・モンスター&AIロボの力! 


 そして、一部仕事のミニゲーム化による、処理能力の向上を! 合わせた結果である!!


 んで、そんな大成功を収めた俺は! 


「っという訳で、アメリカに坂本グループを作り。仕事を、才能・バリア・システム。バリア・モンスターとAIロボに、仕事のミニゲーム化システムを適用して。残業・事故、突然の仕事を極力減らした運営をしたいと」


「ふむ。研究者として、私はいいと思う。日米にまたがる巨大グループ。そこでの社会実験は、意義があるだろう」


「……一つ確認だ。ミスター・坂本。日本の仕事を引き継ぐだが。逆にアメリカのも引き継いでくれるよね?」


「ああ、任せてくれ。オコンネル知事。自動翻訳システムもあるし、ミニゲーム化とロボたちの補助もあるからいける」


「そうか! よし! それなら、是非やろう! アメリカ労働の改善だ!!」


 っと、アメリカの坂本式をやってる、グラハム学部長と! 今年はつながり作りで、来年の選挙で国会議員選挙に出ることが確定したオコンネル知事さんに! 現場から出た話を提案し! 全員賛成!!! 


 俺たちは、社員の生活を向上させ、利益を拡大させ!!


 グラハム学部長は、日米に坂本式を適応させての、社会実験による! 研究向上!!


 オコンネル知事は、日米間に誕生した巨大グループによる、物凄い経済効果と! それをアメリカに持ってきた、実績作りに成功!!


 このまま行けば、アメリカにも政治と研究の太いパイプが持てる。


 そういう結果となったのサ!


 ああ、提案は成功だったな! お互いにいいものを手に入れられた。


 特に、アメリカのグループ……魔法農業、ジョニー・ロジャー漁業、デリシャス畜産に、酪農。林業や鉄鋼業に、発電業、坂本式料理! 加えて、エネルギー・金融・スポーツなどを合わせた、アメリカ坂本グループ……の社員たちにも、才能開発ゲームをさせたのはでかい!!


 あれでアメリカの社員が、そのまま社長となってグループを率いてくれるから! 俺が何もしないでOK!


 日米坂本グループの会長ってことで、座りながら! ゲーム開発に集中できるぜ! ええ!!


 しかし。


 ――雑誌&新聞


・アメリカに、アメリカ坂本グループ! 誕生!


・日米にまたがる、巨大グループ参上!!!


・ものすごい利益を上げる、現代の財閥!!!


・日本とアメリカで、別々の社長たちが経営! 問題はないのか?


・日米の巨大コングロマリット・グループは、鎬を削る経済バトルに発展!! か?


・日米をまたにかける巨大財閥の骨肉の争い!!


・日米坂本グループの、全体社長は誰だ!?


 世間は、この巨大コングロマリット・グループの誕生に、驚愕しつつも!


 絶対に社内! 日米の社員で、足を引っ張り合う! シノギを削る! 出世争いが、加熱する!!


 っと、面白おかしく騒ぎ立て!


 ワイドショーでも、ずっとこの日米坂本グループの争いを期待した放送が、繰り返し行われたのである。


 そして、そんな世間が予想したように。


 日米坂本グループは、骨肉の出世争い! お互いの足を引っ張る、大企業特有の蹴落とし合戦に……。

 

 突入しなかったのであった!


 そう! ならなかったのだ!


 なぜなら!!


「次の商品か~。私演歌の才能あるから、歌を歌いたいな!」


「お! いいね! じゃあ作曲するよ! 作詞・作曲の才能あるし!」


「あら、良い歌ですね! これが演歌! アメリカでも売りましょう! これ売れますよ! ソー・クール!」


「マジで!? ありがとう! じゃあ、日本語バージョンと、英語バージョンを作って」


「あ、どうせならクラシック風! ロック風もしましょう! 私、そっちの才能あるので!」


「いいねぇ!」


「へー、結構変わるわねぇ。演歌の拳を残しつつのロックに、クラシックって! へー!」


「ねぇねぇ! この曲を農作物とかに聞かせて見て、実験していい?」


「いいよー」


「わーい!!」


「いろいろあるわねぇ。これ、一曲はヒダールさんや、ブレーメンの音楽隊でやりたいわ~」


「それな! 私とはまた違う歌に仕上げてくれるって! マジで!! ああ、超聞きたい!!」


「よし! 歌ってくれるかわからんが、一応声かけとくよ! 俺、交渉の才能あるから!」


「うおおお!!! よろしく! 期待してる~~~!!!」


「面白そうなことやってんじゃん! その曲に合わせて踊る服作ろ!」


「踊る服?」


「ああ、音楽の振動や曲調に合わせて服が踊り、着てる人が踊りやすくなるって服! ダンスの才能と服飾の才能とかで、作ってんだよ! 和服も洋服もいけるぜ!」


「あ、だったらドレス作ってみない? それで、動きや歌いやすさ・動きに補正を付けれたら、ミュージカルやオペラ良さそう!」


「いいね! じゃ、アクションの才能の奴も呼んで、アクション服も作るか!」


「ハリウッドで映画作ってる! 映画才能の奴も呼んできますわ!」


「音や状況に合わせてとっさに動けるなら、正当防衛の服作れそうだな。護身術の」


「それいるか? バリア・システムあるけど」


「着てれば、もっと安心だろ。安心を売るんだよ」


「なるほど。一理ある。なら、魔法スポーツとか、魔法プロレス、魔法格闘技、魔法サバゲーのアイテムとして出してもいいかもな。盛り上がるだろ」


「それいいな! あと、魔法レースの服として出したら、遊園地でも使えるかも」


「その線で行くなら、遊園地としては食べても汚れがつかない・弾く服が欲しい」


「それいいね! ついでに、掃除能力が上がる素材とか開発しよう!」


「それなら、からくり車やバイクに欲しいですね!」


「からくり飛行機にも欲しいぞ!」


「ファンタジア・エルドーンのグッズにも欲しいわ! 是非開発しましょう!!」


「……弾くか。飛行の空気を吸い込んで、弾くように出す飛行機とか、できると面白いかも!」


「いいね! やってみよう!!」


「ああ、相変わらずここは面白い! 日米の天才たちが会話して、ドンドン! アイデアが出てくる!! 実にいい!!」


「それな! 才能の違いに、国の違い・文化の違い・年代の違い・技術の違いとかで、様々な商品・アイデアが出るのは面白い!!」


「普通は、他業種と組み合わせを考えるのも一苦労だけど、ここにはいろんな才能の天才たちがいるからね! ちょっと話せば、いろんな解決策・アイデアが溢れて! 連鎖反応!! 無限代の商品がぅ回れるわけよ!」


「その通りだ! グループ同士のぶつかり合いは、食い合いしか生まない? ノンノンノン!!! むしろ、コラボレーションしか生まない!! 日本とアメリカの天才たちのぶつかり合いで、秒速でアイデアが出まくりだ!! 楽しィィい!!!」


「そうね! それに、価値観の違いを意識できるのもいい刺激だわ! ずっとすごいものを作ろうとしてたけど、ちょっと違うだけでも、製品になるって、気付けるし」


「多角的なものの見方を、誰かが絶対教えてくれるからな。『会長の作るゲームでも、同じ武器でも効果が違ったり、攻撃力が違ったり、スピードが、防御が、追加効果が、成長したらとか、いろいろあるじゃん!』 って! 細部が少し違うだけでも、用途・効果は変わる! そこから価値はできる! まさに真理だよ!!」


「めっちゃ分かるわァ。一人でやると、視野狭窄になるからね! だから、グループの交流は最高よ! 才能同士のぶつかり合いで、永遠にアイデアが湧く! 新たな発見もある! 研究・制作・製造が、バリア・モンスター、ロボ、AIに助けられてめっちゃ楽!! 仕事が楽しいわ!!」


「「「「「『『『『『それな!! ヒューーー!!!』』』』』」」」」」


 そう! 全員が、天才だから! 


 才能開花した天才たちが合わされば、潰し合いよりも! 才能を刺激し合っての、交流が発生!!!


 有益なアイデアを、無限に思いつくのである!!!


 それゆえに、グループは大稼ぎ!!! 


 気づけば、総合価値数兆円の巨大グループに発展していったのた!!!


 かくして。


「じゃ、あとは任せたぞ」


『『『『『「「「「「は! お任せください! 坂本会長!!!」」」」」』』』』』


 俺は、世界でも有数の巨大コングロマリット・グループとなった、坂本グループを!


 それぞれの才能を開花させた、社長たちに任せ! 


 日米坂本グループの、会長&最大株主となり! グループから引退……は、できず。


 俺が引退したら、世界中が心配して、株価が下がるといわれたので。名目上は、会長として、実質引退ってことに落ち着いた。


 なんかあれば知恵と開発はするが、まァ大丈夫だろうと! グループ全体を任せたのだ!!


 そうして、ゲーム開発に戻ろうとしたのだが。うん。


 まだ、やることが残っていたのである。


 それが。


 ――ピリリ! 三国幸太郎から電話です


「ん? どうした?」


「あ、翔平! ヤバイ! 助けてくれ!」


「ファンタジア・エルドーンのシーズン5が出来たけど! PV取れてないんだ! 頼むぅ!!」


「え」


 幸太郎が、開発したシーズン5!


 そのPVを速攻で撮る! 大仕事であったのさ!!!


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