イルカ煮る 煮こぼしてもまだ 海にいる 塩ひとつまみ 晴天群青
イルカ煮る
煮こぼしてもまだ
海にいる
塩ひとつまみ
晴天群青
鍋の中でイルカが跳ねている。
イルカって食べるものなんだな。切り身で売られていて驚きました。何度も煮こぼして柔らかくしてやっと食べられるそうな。一生懸命火の加減を見ながら料理したわけだが、味は覚えていない。ひたすら灰汁を取り煮ていた時間だけを覚えている。普通に食べたのでまずくはなかったようだ。
コイなんかも売っていて驚く。祝い事の日に食べたそうな。
驚いた、と言う私はサメを普通に食べます。
驚いたり驚かれたりする。食にはその土地の暮らしが見える。なんでもあるわけじゃなかった頃の。
でもサメは今日も食べる。過去の食べ物ではない。ネギと生姜を入れて醤油と砂糖で煮る。
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