第3話 諦めた 輩が暴れる 夏の夜
仕事に行った姉が、慌てて帰ってきた。
「駄目だ!! 仕事なんてとても無理」
「どうしたの?」
「なんかね、どうせ一週間後にはみんな死ぬんだからって犯罪に走る人が増えちゃって。私みたいに若くて綺麗な女の子は、とても一人で歩けそうにないわ」
どうやら、変な男に追いかけられて、慌てて帰って来たらしい。
「由香は、もうこの騒ぎが収まるまでは家にいた方がいいな」
親父が、そう判断を下す。
「でしょう? 会社でもそういう判断みたいで、危険を感じるようなら、休んで良いことになったの」
ということは、姉ちゃんは、この一週間は、休みなんだ。
いいな。羨ましい。
夏季講習は、そのまま続行されるのに。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます