第69話 分岐2 -未桜-
閲覧超注意
胸糞グロ展開
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尚弥くんが、マンションを出ていったあと1時間もしない内に部屋のドアは破壊され柄の悪い男達が入ってきた。
私の両親…パパが仕掛けたバッグドアも解除にてこずり、マンションの防犯システムも掌握された。
「お前があいつらの娘だな。
醜い顔してるなぁ。
ホントにあの女の娘か?
まあいい、お前らずらかるぞ」
男の1人がそう言った。
そして、私の腹部に激痛と肺から空気が抜け意識を失った。
◇
あれからどれほどの時間が経ったろうか。
尚弥くんに会いたい。
でも、彼の元に行く足も彼を抱きしめる腕もない。
それに、今の私を見ても気づいて貰えないかもしれない。
右目は潰れ、音を聞くこともできない。
尚弥くんの為に大切に取っていた純潔も拉致されたその日に散らされた。
あの男の高笑いが聞こえないはずの耳に残っていて気持ち悪い。
耳を塞ぐことももう出来ない。
身体が冷たい。
多分、私は長くない。
最後に1度くらい尚弥くんに会いたかったな。
梅雨明け。
九鬼組に3年振りの家宅捜索が行われた。
座敷牢の様な場所で、両手両足を切断され顔を潰され身元が分からないほど無惨な妊婦体が発見される。
妊娠後期の大きなお腹だった。
彼女からは違法薬物が検出されることとなる。
これにより、九鬼組は事実上の解体となり組上層部は逮捕されることとなる。
未桜の失踪から2年後の出来事だった。
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尚弥が1人で京都へ向かったあとの話。
未桜は、九鬼組若頭の忌み物・性欲玩具にされてしまいます。
未桜と言う名前は、桜の花が未だ咲かない。
正規ヒロインではないって意味がありました。
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