皿の上絵画のような鮭の骨どうか俺を飼い慣らしてくれ

 美術の教科書に載っていた「魚」という水彩画がすごく好きでした。泳いでいるのではなくて、皿の上に乗せられて口をぱっくり開いている魚。どこからともなく漂ってくる死の香りと無機質な生理的嫌悪感、多分これが生きるということであり、つまり芸術なんだろうなと感じました。

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