サツキ学園編

第1話 サツキ入寮する

 お母様と一緒に【リュミエール学園】へと向かったの。学園の敷地内に男子と女子の寮に別れているので、お兄様の部屋で一緒に過ごす事は出来ないの…

 私達が女子寮の前に着くと、オド姉様とレティ姉様が待っていてくれたの。


「サツキ〜、待ってたわよ〜♪」


 大きな声で私達に手を振りながら叫ぶの…目立って仕方ないんだけど(汗)隣のお母様も流石に恥ずかしそうにしてる。オド姉様…絶対に怒られるな(笑)

 女子寮前で姉様達と合流すると、オド姉様に抱きつかれ頬を擦り寄せてくる…


「オドレイ!場所を考えなさい!」

「あっ、久し振りにのサツキに興奮しちゃったわ…ごめんなさい。えっと、部屋へ案内するから付いて来てね♪」


 姉様にこれから生活をする部屋へ案内して貰うので付いて行く、途中で施設があれば簡単に説明をしてくれたの。


 1階には食堂があって朝昼夜は無料で食事が出来るの。食堂とは別に個人で食事室を借りる事も出来るけど、これは有料だけどマルグリット家は食事室を借りてるので、兄姉達と一緒に食事をする事になってる♪

 更に1階には大浴場もあるんだけど、これは寮に浴室が無い人の為で、私が入る部屋には浴室があるので利用する事はないのかな?


 2階は図書室や談話室があって生徒達の合流の場になってる感じなので、友人が出来たらここで親交を深めたいね♪


 3階からは生徒達の暮らす寮になっていて、私が暮らす部屋は最上階の7階なので、魔導力エレベーターで上がっていったの。


「ここが私達の部屋よ♪」

「私達?1人部屋じゃないの?」

「私とサツキが別々の部屋なんて有り得ないでしょ?特別室に変更したから、レティも一緒にこの部屋で過ごすわよ♪」

「ちょっと、オド姉!私は別じゃないの?」

「あら?レティは別がいいの?」

「当然よ!友達を呼んだりするもん。」

「じゃあ、私とサツキの部屋で決定ね♪」

「まぁ、私は問題無いから良いけど…よく特別室とか借りれたね?」

「お祖母様が理事長なんだから、サツキの名前を出せば何でもOKになるわ(笑)」

「えっ、お祖母様って本当に理事長に就任したの?冗談かと思ってたよ。」


 オド姉様は使える権力を行使して、私と過ごす特別室を用意してたの。理事長がお祖母様なら確かに許可されるよね(汗)


 そんな感じで私の入寮は無事に終わって、少し寛いでると来客が来たの。そう、お祖母様が私の入寮を知って駆け付けてくれたの♪

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