転生したら宇宙ショップを貰ったので古代宇宙船で壮大な冒険へ向かいます
@doragonad
第1話
「あー暇だ。なんか面白いことないかな」
ここは宇宙船を設計するために作られたとある研究所。天才技術者と呼ばれ宇宙船学の第一人者である須藤は新型エンジンの設計、試作が無事終わり暇を持て余していた。
「教授またですか! そんなに暇なら資金を集めるために投資家周りでもしてきて下さい」
「そうは言うけど僕人付き合いは苦手なんだよね」
「全く。教授が設計した新型宇宙船エンジンも資金が集まらなきゃ絵に書いた餅なんですからね」
「わかってるよ。でも説明は助教授である君の方が上手いだろう? 僕は思いつきで生きている人間だからね」
「はぁ。全く。これだから天才は。私も一度でいいから思いつきだけで生きてみたいですよ」
「まぁまぁ、所でお腹すいたから食べにいかない?」
「はぁ。仕方のない人ですね。わかりました」
二人は研究所を出で横断歩道を渡っていると、信号無視の車が突っ込んできた。
「危ない!」
須藤は助教授を思いっきし突き飛ばし、車の軌道から外れたのを確認した時点で意識が途絶えた。
「おぎゃー」
この日アルステリア国の男爵家に待ち望んでいた嫡男が生まれた
時は移り変わり、スキル授与の儀が執り行われる年になった。スキル授与とは七歳になると神から才能適性が高いスキルを与えられる儀式のことだ。複数与えられた人間はその中から好きなスキルを生かせる職業につく。もちろん兼業も可だ」
「父様 母様 行ってまいります」
「ああ、いっといでクリス」
「終わったらすぐ報告に来てね」
この日七歳になったクリスは儀式を受けるために教会に来ていた。受付を済ませたクリスは他の子供たちと一緒に祈りの間で祈りを捧げているといつのまにかあたり一面真っ白な不思議な空間にいた。
「君がクリス君かな?」
後ろから突然声をかけられた
「はい。そうですが」
「そうか。なら記憶を戻すね。解除」
クリスは今世の記憶と前世の記憶がいじまじり頭がふらついていた。それが治るとクリスは全てを思い出した
「そうだ。僕は車に轢かれたんだ」
「そう。そして君はこの世界に運良く転生した」
「そういえば貴方は?」
「私は創造神さ。祈りの間に銅像があっただろう?」
「あ、創造神様! 失礼しました」
クリスは思いっきし土下座をした
「気にしなくていいよ。それよりスキルだね。君は宇宙関連の宇宙ショップだよ」
「あの宇宙ショップてどう言うスキルですか?」
「簡単に言うと宇宙に関連した物ならなんでも買えるよ。古代文明時代の物さえね」
「え? てことは宇宙船も?」
「ああ 可能だとも」
「やった これで長年の夢が叶うぞ」
「そうだな。では存分に楽しんでくれ」
創造神がそう言うとクリスは元の場所に戻っていた。
そしてスキル授与が終わったものは集められ司教の有難いお話を聞いていた
「と言うわけで私の話は終わります。スキルはスキルオープンと言えば見れますので。では解散」
クリスは急いで戻り、両親にスキルを告げた
「すごいじゃないか! そのスキルがあれば宇宙冒険者として成功間違いなしだな」
父親は満足そうにうなづいていた
「宇宙冒険者て冒険者の宇宙版でしょ? なんで地上の冒険者は宇宙を目指すの?」
「地上の冒険者の最終的な夢だからな。宇宙冒険者になり、遺跡の祈りの間で欲しいものを手に入れることが」
「クリスは冒険者になるの? そのスキルなら軍でもいけると思うけど」
「母様。僕は宇宙冒険者になります。軍より功績を得やすいと思うので」
「そう。なら頑張りなさい。うちは新興男爵家だから、功績はあった方が軽んじられなくなって貴方の将来のためにもいいわ」
「うん。必ずうちを軽んじてる奴らに目にもの見せてやるんだから」
「そうか。父として私も応援するよ」
「ありがとうございます。父上」
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