バランスの取れない背骨は無重力

消しゴムを動かすときの

一定の動きのなかから生まれる

ふわふわとしたものは

自分の動作から生まれた

価値のないものだった


カレーライスを食べるときの

動作は生きるためのものなのに

なにかを消すときに

なにかが生まれる感覚が

どうしようもなく無力感を感じる


生まれてしまってごめんなさいといっている

カスと呼ばれているものを

丸めてかたまりにして

かたちを創造してやることを

いまはもう価値と思えない


むかしは楽しいと思って創造していたことも

いまではカスと呼ぶことに

なんの抵抗もなくなっている

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