願い

どうか もう泣かないで

深淵に沈んだ 貴方の姿は


大きな体を 小さくかがめて

闇を恐れる ライオンのよう


いつもの自信は どうしたの?

こんなに 声を枯らしてしまって


太陽のような

貴方のことが 大好きだった


ごめんね 気付いた時にはもう

間に合わなくて 一瞬だった


空に溶け込む 小さな光

ふわふわ浮かんで どこへ行こう


やがては 天の御坂を昇って 

でも

もう少しだけ どうか隣に


いつかまた 素敵な出逢いが

貴方と誰かの 絆がきっと


だから私は 大丈夫


ううん 少し強がり 嘘ついた



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