肌つたう 怒りと憎悪は コールタール 粘つく香りが黒く塗りつぶす
『愛がアルコール』と一首目で書きましたが、『怒りや憎悪』はコールタールだと思います。
石炭からつくられる黒いネバネバです。アスファルトと間違えられたりとかします。私も違いが分かってなかったのですが、以前はアスファルトのように舗装にも使われていたそうです。
可燃性で匂いが強く、粘度の高く有毒な黒い液体。それくらいしか知らないものの、そのイメージが私の感情にとても近いものでした。 ベタベタと肌に貼りつき、臭くて洗ってもとれない。火がつけばよく燃える。
愛よりもずっと重いそれは私にまとわりついて、べったりと塗りつぶしてしまうのですけど、その重みとエネルギーのおかげで生きていられるようにも思います。私にとっては大切なものです。
追記:一首目と対にした短歌にするつもりで書いたヤツです。これで終わろうかとも思ったのですが、物足りなくてもう少し書くことにしました。
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