⑲釘宮 カンナ【偽中二病】



⑲釘宮カンナ(くぎみや・かんな)


 子役から台頭し、超新星の注目株へとのし上がった若手女優。ここ最近はファンタジーが題材の舞台が年単位で続くため、役柄に沿った老獪で小難しい言い回しを日々鍛錬している。決して中二病なわけではない。

 実は恥ずかしがり屋だが、役を仮面とすることで表面上は取り繕っていることは、主人公しか知らない。

 すぐ役を物にしてしまう、いわゆる天才肌の役者とは異なり、あくまで努力型の秀才だと自身を認識している。日常的な稽古を続けているのは、そのため。不世出の天才である【㉓柘植美名】は苦手としている反面、同じ人前に立つ仕事を生業としている【⑦井ノ上桐】は親しく思っている。


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