第41話 不格好な言葉


どうにも調子が出ない日々

綴りたい言葉の一つも出てきやしない

体の奥底に渦巻いていたはずの

あの言葉たちはどこへ行ってしまったんだろう


それでも何かを書きたいと願うのだから

私はきっと往生際の悪い人間なのだ


美しい言葉を流麗に綴るような

そんなことはどうせできないから

せめてこのもがいてもがいてどうしようもない

不格好な言葉たちを残しておくとするか

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