第2話 日曜
何の変哲もない日曜
日差しが少しきつくて
肌を撫でる風も
どこか夏の匂いがした
久しぶりに買った花は
小さな花びらふるわせ
晴れた空の下で
静かに夜を待っている
なんでもない一日が
ああこんなにも愛おしい
また今日が終わっていくよ
かすかに手を振りながら
何の変哲もない日曜
もうそこには月曜が来ていて
今日と明日の境目だけが
所在なさげに揺れている
また明日、会いましょう
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