手のひらが濡れない雨の触り方だけ覚えてる現代文模試

押し上げるように、傘の内側に手のひらをあてる。

季節によって雨粒の大きさが違うのだとか、主人公曰く梅雨が一番「らしい」とか。

模試の点数なんかは思い出す余地もなく記憶から消え去っているのに、そんなどうでもいいことばかりずっと頭に残っている。

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