第34回 頭に「め」のつく映画といえば?
前回、頭に「む」がつく映画では「ムーンシャーク」を紹介し、サメ映画について書きましたが、今回もまたサメ映画。
頭に「め」がつく映画、「メガ・シャーク」シリーズの「メガ・シャークvsメカ・シャーク」を取り上げたいと思います。
原題は「MEGA SHARK VS MECHA SHARK」。
2014年のアメリカ映画。監督はエミール・エドウィン・スミス、出演はエリザベス・ローム、クリストファー・ジャッジ、マット・レーガン、デボラ・ギブソンほか。
2009年から始まった、巨大ザメ「メガ・シャーク」がいろんなものと戦うB級映画のシリーズで、「メガ・シャークvsジャイアント・オクトパス」、2010年の「メガ・シャークvsクロコザウルス」の続編。シリーズ3作目になります。4作目は巨大ロボットと戦う、2015年の「メガ・シャークvsグレート・タイタン」(「進〇の巨人」とか言っちゃいけない)。
前作、メガ・シャークとクロコザウルスとの戦いから数年。
エジプトまで運ばれてきた氷山から、突如としてメガ・シャークが出現します(細かい設定を省いて唐突に展開するのは、B級映画によくあること)。
復活したメガ・シャークに対し、国連は全海域の封鎖を決定しました。
猛威を振るうメガ・シャークを倒すため、最新兵器である「メカ・シャーク」が出撃します。
だが、圧倒的な強さを誇るメガ・シャークの前に、メカ・シャークと軍は苦戦。
はたして人類はメガ・シャークを倒すことができるのでしょうか……。
サメやメカのCGも荒いし、ストーリーも雑(笑)ですが、ツッコミどころを探しながら楽しむB級映画好きにはたまりません。
雑なあらすじ。
メガ・シャークを倒すために「ミサイル搭載のサメ型潜水艦」ともいえる「メカシャーク」が完成しました!
「メカシャーク」のミサイル発射→サメが避けたので味方の船に当たっちゃいました!→もう一発撃つ→またサメが避けたので味方に(以下略)
ドリフのコントか。
そして、メガ・シャークの攻撃を受けて回路が故障、メカシャークが暴走!
いきなりキャタピラを出して陸上モードになり(なんでそんなモードつけたんだよ)、町を破壊して突き進んでいきます!
博士「こんなこともあろうかと! ミニ・メカシャークを作っておいたのだ!」
聴衆「な、なんだってー!」
博士「ミニ・メカシャークの爆弾で破壊しろ!」
メガ・シャークもメカシャークもどっかーんと大爆発、みたいな流れ。
明らかにメガ・シャークよりも、メカシャークが街に与えた被害の方が大きい気がするんですが……。
「メガ・シャーク」じゃなくて、巨大ヘビが暴れる「メガ・パイソン」もあります。
2011年の「メガ・パイソンvsギガント・ゲイター」では、巨大ヘビと巨大ワニの対決を描いています。
自然公園で生息しているワニが巨大ヘビに喰い殺されるという事件が頻発し、ハンターたちがヘビ狩りに行くのですが、ハンターたちも犠牲になり、復讐のために「ワニをパワーアップしてヘビをやっつけさせよう」と開発した科学者ですらどうなるか分からないという成長ステロイドをワニに与えたら、ワニは巨大化、そのワニが生んだ卵を食べたヘビも巨大化、その巨大ヘビを食べた巨大ワニが更に巨大になって……と両方の成長が加速していくという、おバカなストーリー。
線路上に寝転んだ巨大ヘビは、走ってくる電車を正面からそのまま丸飲みし、道路を塞ぐレベルで成長したワニは怪獣映画さながらにビルを壊して大暴れ。
他にも「メガ・ピラニア」も「メガ・スパイダー」もありまっせ。
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