第2話
先生の声が聞こえ、ヘッドホンを外しカバンに片付けると数分間のテストの説明を話してく、顎に手をあて、始まる時間を待つ。
沢山の言葉を並べ集中力も削ぎれてく、あの長い話はいつ終わるの?
欠伸が出そうになり、手で抑えた瞬間、隣の席の三橋さんが消しゴムを落とした。
コロコロと床に転がっていくのを三橋さんは、先生の話に集中して気づかない。
代わりに私が消しゴムを拾ってやろう。
しゃがみながら移動し1列を回り切る手前でやっと拾えた。
席に戻り、三橋さんが気づかないよう消しゴムを机に置く。
気づきませんように。
チャイムがなり、先生の『始め!!』と云う掛け声でテストが始まった。
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