第13話 トリック
音符「おっさんは見過ごしてる。今の時代、歌を録音できるってことを」
「東条、お前はのど自慢に出るって言ってたよな」
東条「あぁ」
音符「お前はそれを利用してトリックを作った。」
「お前の隣の部屋だから俺は毎日夕方17時~17時30分までの間、お前の歌の練習を聞いていた。」
「だが、今日は歌の練習を録音したCDを流して、お前は部屋にいなかった。そしてお前は埠頭で沢田を殺害したんだ。」
東条「なにを根拠にそんなことを言ってるんだ。」
符頭「お前は付き合っていた彼女を沢田に殺されてるな。」
「あの1年前のひき逃げ事件、沢田は未成年だから矯正施設6ヶ月と名前も社会に公表されなかった。」
「お前はそれを怨みに思っていた。」
「だから今日、沢田を殺したんだ。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます