悪魔探偵婦人レディ 2

稲生 達郎

第1話

片山が、一年は、過ぎた頃ー。

買い物を一時間で、すませる。

服の買い物とは、めずらしいー。


サイズのあとのすませかたは、

知らないくせに、

定番の手を貸してやるという


ことばをきいては、一年後に、

思いっきり聞いてみる。


秘密親父の箪笥のことを聞き返してみる。


コホン。


短銃が、みじかく、鳴り響く。

あの取り引きの事件に、秘密親父が、

関連していて、その資料のなかに、


片山は、握りつぶした。

八木の口の中の紙のように、

くしゃくしゃとまとまる。


たとえ、悪党だとしても、

婦人の信じる、正義が、あったとしても、

こいつは、多分は、かけをし直して、

いるー。

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