蝉時雨戦禍の街にしみ入りて 代わりに嘆く声なき声か

蝉時雨 戦禍の街に しみ入りて 代わりに嘆く 声なき声か


原爆投下後に蝉が鳴いていた状況と遠く彼の地の戦禍を思い詠んだ歌です。

23歌目の「蝉時雨 響く幸せかみしめて 遠く彼の地は爆撃の音」と蝉時雨の意味合いが逆に思えるのですが、根底に共通の意味合いを含めたつもりです。


また、松尾芭蕉の俳句「閑さや岩に染み入る蝉の声」をオマージュ(?)というにはおこがましいのですが、私なりに短歌として詠んでみました。

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