第3話 用語解説・武功境地編
三流:内功は十年未満。武功を習いたての初心者やまともに武学を習ったことのないような浪人や破落戸の多くはこの境地にある。
二流:内功は十年以上二十年未満。武学について初心者よりは理解がある。初心者を脱した者や、少し腕の立つ程度の破落戸はこの境地にある。
一流:内功は二十年以上三十年未満。剣においては充剣の境地であり、武器に気を満ちさせることができる境地。
……武学についてもある程度の理解がある。この程度になると一人前の武人として認められる。
……剣気を発現させた時、絶頂なり立てである入気境となり、剣気を安定させ絶頂熟練、具現化した気を自由自在に放つことのできる弾気の境地となり、絶頂を極めることができる。
……剣糸を形成するほど内功を自由に操る境地を意気の境地と呼び、超絶頂なり立てとなる。そこから
……また、剣糸を膜のようにした
……超絶頂の境地に至ると体から人の気が排除され、気自体の質が変化し剛気となる。剛気は媒介を介することなく意のままに扱え、剛気で体の前に膜を作り身を守ることを護身剛気という。
……無想の境地であり、声だけで人を殺すことや、手に触れずとも物を操る
……化境に至った者は、武功が頂上に登った者という意味を持つ
……全身から濁気が排出され、手足の細脈まで気が通るようになる
……体から発する気だけで人を殺せる境地であると同時に、体から武功を修練した痕跡がなくなる
……既存の武学の極意に達した境地が化境であれば、玄境は基地の武学の真似を超え、未知を目指す挑戦であり、人生を証明する自らの心象を概念として顕現させる境地。
……気を統制するという行為から解放され、気が意志を奉じ、思いのままに気を動かせる境地でもある。
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