第14話:戦いの終わりと再会
転移魔法陣に乗って辿り着いた先には天井に湖が存在しその中には大量の水棲モンスターと大諏訪ダンジョンの主である【
「フシュッルルルルル」
「さて……どうするかなぁ……」
天井に張り付かれてる蛟をどうしようか考えてると上から取り巻きのモンスターが落ちてきた。
「ギョギョギョ」
「シュルルルル」
『数多の石の弾丸よ、我と共に踊り舞え!——バレットダンス』
「ギャアアアアアア」
「ギェエエエエエエエ」
生成したストーンバレットで降りてきた敵をズタズタにして倒す。
「フシュッ??フシュッルルルルル」
狼狽してるなぁ……仮にもドラゴンだろ……
「原理が分からないから空中?天井にある湖で良いのかな?に居る奴をこっちにおびきださないとなぁ……」
「凍結は水量がありすぎて駄目だろうし、破壊しても落ちて来るとは限らない……ユフィどうしようか……」
「ん、難しい……多分天井は破壊出来ない」
「だよなぁ……」
試しに
「やっぱり駄目か……」
「フシュッルルルルル」
お返しとばかりに高水圧のブレスを放ってくる。
「威力はそこそこだけど……数が多いなぁ!『小鳥遊流守りの型+防御魔法———
防慮魔法と流水の合わせ技の
「ユウキ、そういえば魔装は?」
「魔装か……どんな姿なら届くかな?」
「竜人なら、水中でも高速移動出来る」
「わかった、『魔装——アジ・ダハーカ!』」
すると魔力鎧が魔力によって変化し、角が生え
「行けそうだね……」
「ん、じゃあ頑張って」
「ありがとうユフィ『風よ、我が身を守る盾となりて、その吹き荒れる力を我が身に纏え―――
そのまま風の結界を纏い湖に突っ込む、蛟もここまで攻めて来るとは思ってなかったのか慌てて逃げ出す。
高速で水中を泳ぎ蛟に迫る、急制動を掛けて揺さぶってくるが
「フシュッルルルルル!!!!」
傷付けられた蛟は青い血を撒き散らしながら逃げるがさっきより速度は遅い。
「これで!トドメだ!」
そのまま腹の半分くらいを裂き絶命させる。
「フシュッ……」
そのまま魔石を取り出し、湖から降りて着地をする。
「よっと……」
奥の扉が開き最後の部屋の扉が開く、中に入ると魔法陣があった。
「『——鑑定』うん、ゴールっぽいね」
「ん、お疲れ」
魔法陣に足を踏み入れると、景色が変わりダンジョンの入り口に降り立った。
軽く伸びをして装備を外す、気配を感じて振り返ると、ダンジョンの入り口にユフィと巴ちゃんが立っていた。
「ユフィ、巴ちゃん。ふたりとも、ただいま」
そう言うと二人共抱き付いてきた、少し震えている。
「心配させちゃったね」
「ん、大丈夫。信じてた」
「心配でしたけど……信じてました」
「ありがとう、二人共」
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◇ガールズside◇
「じゃあ、耀達の手伝いに行ってくるよ」
「ん」
「おねがいします!」
「じゃあ」
そう言って優希は転移をして行った。
「じゃあ、トモエ。私達も最後の仕上げ」
「そうですね!」
◇◆◇◆◇◆◇◆
「耀!」
その声に振り返ると優希が背後に飛んで来た。
「優希!」
信頼はしてたし、心配もしてた。だから再び会えたことが限りなく嬉しい。
「優希、優希、優希!」
抱き付き、汗の臭いと少し硬い胸板を感じるとやっぱりこの人が好きだなぁと再確認する。
「よし!終わり!水中の敵は任せていい?」
「任せて!『魔装——アジ・ダハーカ!』」
優希がそう言うとすると魔力鎧が魔力で変化して角が生え
「凄い……カッコいい!」
「ありがとう、じゃあ行ってくるよ!」
そのまま飛び出して水面に潜り込んでいく。
「じゃあまずは……」
皆の元へ飛んでいく。
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◇とある配信者A◇
「ぐぅ……やっぱり強い……しかも数が半端ないよぉ!!」
5体ほどのマーマンたちを相手にじりじりと後退していく。
「大丈夫だ俺達の動きは避難する人達の防衛だ!無理はするな!」
半べそになる仲間を鼓舞して持ちこたえる。
そんな事をしていると湖の方からすさまじい音がした、それと同時に黒い影が目の前に現れた。
「すみません!!遅れました!『―――アイスランス!』」
目の前に降りた少女は一瞬でマーマンたち氷の槍で貫き倒す。
「後は皆さん達なだけなので一旦指定の場所まで後退しましょう!」
「おっ、おう!」
「すっご……」
「女神……」
「言いたい事はわかるが戦場だぞ前ら……」
「あはは……ありがとうございます……」
それから俺達は水城さんの指示通りに後退した。
そして数分後何かとんでもない恰好をした人物が降りてきた。
「耀!」
「優希!敵は?」
「全部倒したよ」
「わかったわ、じゃあ後は皆の所を回りましょう!」
優希と呼ばれた彼は昔見た彼とは別人だが、面影もしっかり残っていた。
「じゃあ私達はこれで!」
「あぁ、助かった!」
「うわぁ……かっこいい……」
「あぁ……女神が……」
「上凪君!!」
「はい?ってあの時の!体は無事なんですか?」
「あぁ!お陰で今も無事生きているよ!」
「良かったです!」
「あまり時間を取らせるのもアレだからな、また後で話を聞かせてくれ!」
「あはは……荒唐無稽ですよ?」
「荒唐無稽でも良いよ、君の無事が知れて良かったんだから!」
「ありがとうございます」
「ではまた!」
そう言うと二人共頭を軽くお辞儀をして飛んで行った。
「これは帰ったら、やる事が沢山あるな……」
録画していたカメラを確認しつつ苦笑いをする。
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あとがき
作者です。
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