第2話 謎のプレイヤー
僕の名前は中山優。どこにでもいる高校1年生
高校生活と言えば、イベントに、出会い。要するに青春を謳歌するのが一般的だ。
だけど僕は違う。プロゲーマーの父と母の家で育った僕は、小さい頃から格闘ゲームにハマった。 ひたすら練習して、対人戦をやって勝つ。それがとにかく楽しいのだ。
高校もほんとは行くつもりはなくて、両親のようにプロゲーマーを目指すつもりだったのだが、高校だけは卒業してくれと言われたので仕方なく受験勉強をして高校に入学した。
だけどやる事は変わらない。受験勉強も終わりやっと格ゲーが出来るので僕はひたすらやり込むだけだ。
「今日もランクマに潜りますか!高校合格のお祝いにPCも買って貰ったから最高の状態で出来るぞ!早く段位をあげないとな」
僕がやっている格ゲーには段位という物がある。 オンラインで対戦をしていきポイントを集め、段位を上げていくという物だ。
地元のゲーセンでは負け知らずの僕だったが、時代が変わっていき今はオンライン対戦が主流になっている。オンラインで対戦するのは初めてなのでまだ、段位が低いのだ。
「順調に50連勝してるな。このまま最高段位まで行っちゃうかもな!ははっ」
「っと新しい対戦相手か。おおー相手も50連勝してるなー。僕と一緒で初オンライン系だな。まぁ負けないけどな」
ゲーム画面 「You LOOSE」
「…」 「まぁ1回くらいはね、負けることもあるよね。」
「とりあえず再戦しよう。流石に負け越す事はないはず。」
ゲーム画面 「You LOOSE」
「You LOOSE」
「You LOOSE」 …
「…結局1回しか勝てずに、降格してしまった…」 「なんなんだよ… 今まで3̀人̀にしか
負け越した事なかったのに…はぁ…」
ゲーム画面 「You WIN」
「ふふっ 私にこんなに連戦してきた人久しぶりだったな また対戦してくれるかなっ」
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