2023年6月
6月1日
真実は人を傷つけるだけだから
嘘をつけばと
思ってしまう
6月2日
教訓のない童話とは
人生だ
筋書きの無いお話なのだ
6月3日
人の死ぬ話は読んで面白い
だがそのことは
悲しいことだ
6月4日
また僕の心は
過去に向いている
今は未来に向くべきなのに
6月5日
あることを
誰かのせいにしたいのだ
僕が悪いと分かっていても
6月6日
大人達の表情を見る子供達は
日本社会の
厳しさを知る
6月7日
「元気です」
子供の時に教わって
疲れを知らない日本の大人
6月8日
カフェインは取る方がいい
僕たちが日のある時に寝ることは
死だ
6月9日
正直に生きれば
人を傷つけてしまうだろうと
また嘘をつく
6月10日
僕が子を育てる時に
分かるのか
僕を育てた親の気持ちが
6月11日
現実が虚構のようで
僕が今生きる世界を
疑っている
6月12日
ストレスが体を壊す苦しみに
耐えてきたから
慣れてしまった
6月13日
なんとなく
嫌いなものがあることを
空気を読んで言わないできた
6月14日
生きる意味を失ったまま
息をする
もう死んでいるような気になる
6月15日
生きる意味を持っていないと
思うのは
その存在を信じているから
6月16日
ため息をはくのは
生きているからと
無理やり明るく考えてみる
6月17日
リズムにて生存を知る
自らの胸を叩いて
打楽器となる
6月18日
「死にたいか」
「死にたくはない。生きていたい」
一人で喋る。自信を持てる。
6月19日
何よりも大切なのは
今なのに
過去や未来を見る浮気者
6月20日
戻れない道があるのだ
僕はもう戻れないのだ
母校の門に
6月21日
僕が生きる理由は
少しくだらない話を
人に話したいから
6月22日
どうしても上手く言えない本音なら
まだ脳味噌に
しまっておけば
6月23日
チョコレートを噛み砕いては
精神を安定させる
小学生と
6月24日
考えることがたくさん存在し
疲れるけれど
僕は生きたい
6月25日
複雑な僕の世界の中心は
僕自身だと
確かに言える
6月26日
扇子では飛ばしきれない
六月の湿り気が
僕の体を襲う
6月27日
特別な日だから
いつもより早く
気持ちが帰り道へと動く
6月28日
簡単に一週間が過ぎるのは
充実であり
恐怖でもある
6月29日
なんとなく
大人が喜ぶ方向に
生きてしまったことの悔しさ
6月30日
僕はまだ
躍起になって生きている
子供のような反抗心で
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