第43話 異世界スロ〇〇ライフ➃2日のクエスト
この世界に来て2日目、今朝もスロットを回す。
ちなみに昨日は普通のコインでまた回せないか試してみたが
機械がコインを受け付けなかった。コイン投入口に入らない
のである。
さあ今日はどの色が揃うかな?コイン投入。
左リールに赤青黄色の3色が止まった。
中央のリールは昨日の経験上ほっておいて、適当に押せば
その日の決まった色で止まる。
問題は右リールだ。右リールのボタンに指をかけるとさっき
止まった中央リールがまた回りだした。もしかしたら金で揃う
かも知れないと期待を持たせて、残り回転数を減らそうとする
神様の罠の匂いがする。
さっきは青だったから多分青で揃うだろう。
僕は青に集中してビタ押しする。
揃った。青だった!
液晶画面に表示が出る。
2日目のクエスト
メルレンの町に行き貯まった魔石、毛皮などのドロップ品を
換金すること。それには冒険者ギルドで冒険者登録
することです。銀貨3枚必要です。
町への入場料として銀貨1枚必要です。支度金として【収納】に
入れておきました。
2時間掛かります。走って行くことをお勧めします。
夜は貴方では危険なので、夕方四時までに町を出て帰宅して
下さい。
収納には銀貨10枚が入っていた。もしも夕方4時までに町を
出れなかった場合はこのお金で宿に素泊りしよう。
脳内地図の道路に従って走ってメルレンの町を目指す。
約20分で街の入り口に着いた。時速20キロメートル位で
走れたようだ。少しも疲れないし、汗もかいていない。
ステータス様様だ。
すんなりと町に入って冒険者ギルドを探した。
有った。一際大きな建物で、裏口は解体場の入口であり、
大きな魔物の搬入口だという
僕は【収納】に解体機能を付けておいたので正面玄関
から入る。
お決まりの新人への絡み行為も無く、スムーズに受付窓口に
辿り着けた。
受付嬢はお決まりの巨乳美人のお姉さんじゃなくて
厳ついスキンヘッドのおっさんだった。残念。
名前を聞かれて【ユーキ】と名乗った。
特にレベルとかステータスとかの確認は無く、魔物と戦える
実力が有るかどうかの試験が有った。
試験官との模擬戦闘。的への遠距離攻撃試験(僕は弓矢で試験
をうけた)
これも楽々クリア。
無事新人ランクのFランクで登録完了。
買取は別室で行われた。
ゴブリンの魔石は1個銅貨1枚(百円)
狼、猪は銀貨1枚(千円)
熊は銀貨5枚(5千円)
だった。熊が安すぎる気がしたが、毛皮や肝が金貨2枚と、肝が
金貨1枚と銀貨5枚だった。
肉は売らない。自家消費するのだ。
今後の為にどんなクエストが有るのか確認しておいた。
薬草採取も有る。(あれ、この薬草、家の裏庭に沢山生えてたぞ
これもこれも。次ぎ来る時は収納に入れてこよう。
夕方3時には町を出た。
続く
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