雑草

貴方という人に贈る花言葉を

雑草に宿る魂を

ひたすらに戦うこの意識は

盲目になった私達への暗示であると

誰がわかったものか


薄めにしたジュースを

飲み干した時の

ぺらぺらとした満足感を

貴方に

味わって欲しくはないのだ


重厚感に満ち溢れた

その声の主は

貴方でも私でも神でもなかった

それは冒涜だ


なにもわからない

無知を知ることを恐れて

なにもわからなくなった私が

得るものなどたかが知れていようが


それでも歩もう

ただひたすらに歩もう

走ろう

全力に

無気力で

走ろう

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