第51話


 「と言うことで、お兄ちゃんはいあーん」


「ちょっと、それはずるいんじゃなくて??」


「ストーカーにずるとか言われるの?あと別に食べ方させ方自由でしょ。アンタもすれば良いじゃない」


「確かにそうね」


この時ストーカーは勝ちを確信していた。その薬は媚薬と中毒性がある為、一口食ったら無くなるまで止まらない。


 だがそれ以上に妹も勝利を確信していた。


 「よく食べたね。お兄ちゃん」


「じゃあ、今度私が行くわね」


「めんどくさい」


そう、私は中々の量を食べさせた。食べることをめんどくさがる兄に、二品目は要らないのだ。

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