ソウルクラッシュ17

第5話 探偵門司の事件簿-殺意の底に潜む愛-

　探偵・門司は、ある晩、自宅でロックダウン期間中に見つけた事件を解決しようと奮闘することになった。

　とあるマンションで、アパート住人の娘が殺されたという事件だった。被害者とは、父親の単身赴任中にひとり暮らしをしていた。親しい友人もおらず、祖父母や叔母にも心配されていた。

　捜査の過程で、門司が考えついたのは、被害者が1人で過ごす時間を過ごすために、「セキュリティロックを帯びたエアコン」と「パワーストーン」を使用していたことだった。そして、そこには被害者の相棒とも言える愛犬も一緒であった。

　調査が進むにつれ、無邪気な少女が突然死んだことが契機で、事件の全貌が明らかになっていく。被害者と事件の容疑者たちは、それぞれに愛を抱えながらも、過ちに苦しむ哀しい人々だったのだ。そして、愛犬も事件解決に大きく貢献することになった。

　事件を解決した門司は、被害者と容疑者たちにそれぞれの苦悩の根源を探るように助言し、自分自身を見つめ直すきっかけとなった。そして、愛と真実に基づく事件解決によって、犠牲者とその周囲の人々に対して、尊敬と共感の念を新たにしたのであった。