第613話 ツキノハラの洞窟
「みんな、付き合って貰ってすまないな」
シャドウとフェザーが“選ばれた盟友”の7人と共に騎乗して山に向かっている。
その他にも、フェザーの婚約者と、ユリアンネ達4人の饗応役だった男性4人がついて来ている。
ユリアンネ、カミラ、ゾフィ、ドロテアそれぞれに対して、ストーム・ウォーカー、ブラック・シャドウ、スカイ・ドリーム、サンダー・バードである。ブラックとスカイはたくましいタイプで、ストームとサンダーは細身で知的な感じである。
「で、その山の麓にある洞窟に神像を納めに行くのにこれだけの人数が必要ってことなんだな?」
「はい、森の魔物だけならばそれほどではないのですが、洞窟の中にはそれらより強い魔物がおりますので、皆さんのお力をお借りした方が安全だと思いまして」
「それは良いんだよ。使ってくれて。でも行くまでは色々を教えてくれないのが、な」
「シミ。外の人にはあまり言わない方が良いこともあるんでしょ。現地まで待ちましょう」
「ユリ、分かったよ」
途中で遭遇した熊や狼に対して、確かに付き添ってくれたストーム達は頼りになった。
「自分達に任せて欲しいと言っている」
シャドウが言うように、ノース、ブラック、スカイのたくましい3人は弓も使えるようであり、さらに腰に下げた刀で的確に魔物を切り倒して行った。サンダーは弓を使用していないが、刀を使う姿は他の3人よりも優雅であった。
シャドウも今日は山刀ではなく日本刀らしい刀に持ち替えている。
「あの刀、やはり後で見せて貰おう。なんて切れ味だ」
ヨルクが食事以外であるのに、しっかり鍛冶屋らしく興味を示している。
ただ、ユリアンネが気になったのは、ストームが精霊魔法使いであったようで、土属性の魔法を使用したことである。
「フェザー、精霊魔法使いって多いの?」
「いえ、私を含めてもそれほどはいません。彼は集落でも期待の星ですね」
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