第17話 釣鐘草の響き


シーン:和室の中。本木雅弘が優香に向かって話している。


本木: 今日の撮影、終わったね。疲れた?


優香: ええ、でも楽しかったです。ありがとうございます。


出川: ほんまや、今日もう終わりか。あかん、ちょっと悔しいな。


吉田: そうやな、でも次もまた一緒に仕事するんやから、そん時までに休んでな!


藤田: あら、みんな疲れているみたいね。お茶でも入れましょうか?


川口: はい、ありがとございます。


安岡: お茶の音といえば、釣鐘草の響きを思い出します。


本木: そうやな、昔の家にはよく釣鐘草が置いてあったもんな。


優香: 釣鐘草ってどんな音がするんですか?


和室にいる全員が耳を傾け、安岡が釣鐘草を手に取り、揺らす。


安岡: きゅるるる……


出川: おお、見てみろ!


吉田: ああ、なんとなく懐かしい。


藤田: そういえば、先日ここを訪ねた若者が、その釣鐘草を見て「こんなもの見たことない」と言っていたわ。


川口: 本当に?ちょっと悲しいですね。でも、ほんとうに素敵な音色ですね。


本木: そうやな、この音色を聞いていると、また一緒に仕事をしたくなってくるよな。


優香: はい、私もです。また今度一緒にお仕事できることを楽しみにしています。


全員: はい!

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