中3でもめっちゃ可愛い女子のあやめっち
中3になる時に、ママとパパは仕事で沖縄に転勤になった。
「えーっ?沖縄?ええなーっ!」
って、あやめっちも思ったんやけど、あやめっちは、パパのほうのおばあちゃまとおじいちゃまと、そのまま大阪で暮らすことになった。
「高校受験の時期やから、そのまま大阪の高校に行きなさいね!」
って、ママからも言われた。
沖縄の高校でもええかな?って考えたらしいけど、高校生の途中で、またどこか他の場所に転勤になるかもしれなくて、それなら、あやめっちは大阪の高校に行っとけばええやろ!ってことになった。
ママとわかれて暮らすのは、ちょっとさびかったんやけど。
おばあちゃまもおじいちゃまも、あやめっちのことを
「あやめ!」
って愛情こめて呼ぶ。
あやめっちも、あやめっていう名前を自分でもだんだん好きになってきた。
文女と書いて、あやめ。
中3になって、しだいに文女っていう自分の名前を好きになってきたのだ。
おばあちゃまもおじいちゃまも、あやめっちの女子みたいなのは、生まれた時から知ってたのかも。
だから中3の今も、女子でいることも、ふたりともちゃんとわかってくれてる。
部屋も女子みたいになってるし、服も女子みたいだし、しゃべり方も、しぐさも動作も、いつも女子みたいなのを毎日あたたかく見守ってくれてる。
文女っていう名前は、フランス人のママと日本人のパパの、ふたりで考えてつけてくれた名前。
あやめの他に、「ひまわり」「かえで」「あざみ」「きく」...などの候補もあったらしい。
中3になっても、あやめっちは女子のままだ。
下着は可愛いのを着けたくて着けたくてしょうがない。
だから、あやめっちの部屋のタンスの中には、集めはじめた可愛い女子の下着も、いっぱいある。
いつも可愛い下着を着けている。
自然にそうしたくてしてる。
自然に可愛い下着を着たくて着ている。
中2から中3のあやめっちにとっては、自分は女子だと感じた瞬間は、女子の下着を着たくて着ているところから始まった。
美羽ちゃんは、たまにあやめっちの部屋に遊びに来てくれる。
ふたりで下着姿になって仲良く過ごしている。
美羽ちゃんも可愛い下着、大好き。
だから、美羽ちゃんとあやめっち結構相性良い。
ふたりで商店街とかで可愛い下着を見に行ったり、いっしょに同じの買ったりしてる。
お揃いで着たりするのも、ふたりとも好き。
同じデザインで色違いにするとかしてる。
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