第14話 いない
「いない、いない、いない!!」
「どうした?」
「あと10人だったはずなのに、9人しかいない!!」
「……喰われたとか」
「そ、そんなはずない……!!」
「4時を過ぎても居たんじゃねーの?」
「……喰われること、忘れてたんじゃない?」
「嘘でしょ……」
「おいお前ら」
「な、なに!!」
「情報共有をしすぎだ」
「なにも言われてないからいいじゃん!!」
「……まあ」
「今日も生き残ってね」
ガチャン
「あとをつけよう」
「え?」
「む、無茶苦茶では⁉」
「それしかない。」
「行こう。」
「手分けして殺されそうなときの隠れる場所を作っていこう。」
「トンネルの先へ行くんだ。」
「でも、アイカみたいになるんじゃ……」
「1人を追いかけている最中に逃げればいい。」
「最終的に全員が出られるようにするんだ。」
「本当にトンネルの先に現実があるの?」
「……分からない」
「でも、行くしかない」
「……分かった」
「行こう」
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