星に還る

まりんあくあ

君へ

 「シャボン玉」の童謡は亡くなった幼子を思って書かれたそうだ。


 君。君はどこまで飛んだのだろう。


 遠く離れた地で一人落ちてしまったのか。それとも強風に抗っているうちに壊れて消えてしまったのか。


 小さな仲間に囲まれて笑んでいたと聞いたよ。


 声は届きますか。


 記憶の中、穏やかに微笑む君へ。

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