人魔大戦 ~悪の復活~
◎人魔大戦 ~悪の復活~
レリア・アーブラブ著
(※一部抜粋)
――こうして悪の指導者と『宵闇の教団』は滅びた。
人々は喜んだ。
そしてこれを機に、A536年に有史より続く人族と魔人族の争いも終わった。これよりそれらは手を組んで、共存の道を歩くこととなる。
しかしその平和と引き換えに、悪を滅ぼした人族の勇者『喰らいし者』を失った。
彼を失くして悲しむ者は大勢いた。彼と共に旅をした者は特にであった。
彼の恋人であった魔王の後継者は王位を妹に譲り、独り孤独の旅へと出る。
彼の仲間だったエルフは彼の死後、人大陸へと渡り、森へと引きこもる。
彼の親友であったドワーフは彼の死を悲しみ、鉱山の奥で酒に酔いつぶれた。
また同じく彼の親友であったサキュバスは彼の死後、ひとしきり嘆き悲しんだ後、山奥へと消えていった。
その他の者は、彼を弔った。
消える前、サキュバスは誓った。
「もし彼が復活し、また悪も復活したのなら、私はまた彼と共に戦おう」
そう言い残した。
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