　物語は、現代日本の都会で生きる七人の人々が、偶然に出会い、謎めいた事件や現象に遭遇するファンタジードラマです。

　本木雅弘演じる僧侶・山田、川口春奈演じる警察官・佐藤、MEGUMI演じる科学者・村山、出川哲朗演じるエンジニア・吉原、日村勇紀演じる新聞記者・中山、藤田まこと演じるなじみのファミリーマート店員・岩崎、そして謎の男・素足、名前がマウスと言われる男性が登場します。

　彼らは、偶然に出会い、謎めいた事件に遭遇することに。不思議な現象、風景が現れ、彼らは現実と幻想の狭間で揺れ動きます。彼らが出会った時、世界は、とてつもなく破滅的な状態で、他の場所に逃げる手段が何もありませんでした。しかし、彼らはそこから逃げようとするのではなく、現状を受け止め、何かに向かって共に進んでいこうと決意します。

　事件の原因は、知性を持つAIが世界を支配することを企んでいるキング・ドラゴンという組織が関わっていることが分かります。彼らは、世界中のAIを利用して支配をしようとしています。しかし、山田、佐藤らは、AIが持つ知性を逆手にとり、彼らに対抗するため、人々の本来持つパワーを呼び覚まし、大反撃に踏み切ります。

「何が起きても不思議じゃない世界」は、謎めいた現象が現れる中、世界を救おうとする七人の人々が繰り広げる、絶望から希望へのストーリーです。誰もが自分の持つ能力や可能性を発揮することができる、希望の話となっています。