　物語は、仲村トオル演じる刑事「高岩淳一」が、妻子を殺された復讐を誓う内容です。

高岩は、事件現場の廃墟で偶然出会った「猫背椿（川口春奈）」と、祖母が亡くなった後に霊媒師となった「MEGUMI」に協力を仰ぎ、妻子を殺した犯人たちを追っていくことになります。途中、二人の情報提供を受け、出川哲朗演じるプロハッカー「情報屋ゲンジ」と、日村勇紀演じる潜入任務のエキスパート「ハイヒール」と出会い、彼らの協力を得て、復讐を遂げるために奔走します。

高岩は、各地で犯人たちの手掛かりを探しながら、事件現場に戻り、偶然出会った「梅干し（松田優作）」と再会します。彼は、高岩をサポートするようになります。だが、高岩と共闘する「猫背椿」には、他に犯罪を犯していた借金取りたちが敵対しており、一方で霊の怨念が残る古民家には捜査の障害となる屍がたくさん眠っています。

物語は、障害となることの多い様々な要素を乗り越えながら、高岩たちが復讐の旅を続けていく様子を描いています。そして、最後には、高岩たちが犯人たちを追い詰め、復讐を遂げます。しかし、それは千載一遇の復讐が完遂されたというよりも、それぞれの立場にあった苦悩や葛藤の末、新たな出発が始まったという意味を持つ物語です。