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「大和も新しい制服似合ってるじゃん!今度大和と会う時は立派なお嬢様になっちゃうから、別人みたいって大和も寂しくなっちゃうかもね!」


「その辺は心配ないだろ」


「それどういう意味よ!」

「さぁな?」


私が大和に怒っていると……。


──キーンコーンカーンコーン。


学校のチャイムが鳴った。


あ、いけない……。

今日は家出る前に鏡でチェックしすぎて遅くなっちゃったんだった!


初っ端から遅刻なんて笑えない。


「じゃ~ね~~!大和もそっち頑張ってね」


手を振りながら、私は走ってお嬢様科の教室へ向かった。


「えっと、ここかぁ!」


私はワクワクしながら、【1年お嬢様科】と書かれた教室の扉を開けた。


「おはよう!」


みんなに声を掛けると、中にいた人たちが丁寧にお辞儀をして「ごきげんよう」と笑いかけてくる。


す、すごい……!お嬢様って感じがする。

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