第7話

   

 「大変申し訳ありませんでした。」「ごめんなさい、ごめんなさい」


「いや、もう聞いたよ。」


「あの、お姉ちゃんとの関係は」


「終了」


「そうですよね。」「ごめんなさいごめんさないごめんなさい」


「俺、今日はもうゲームをしたい。ずっと我慢してたし」


「ゲーム好きでしたもんね。」「もう一度一緒にゲームしたい。」


【ゲームやってると私との話の時間が減るから止めて欲しいな】


【ゲームばっかりのオタクさんってやっぱりキショい。少しは動いた方がいいんじゃない?】


「俺は君達の思っている以上にゲーム中毒だった。確かに元カノとの生活は幸せだった。」


「・・・っ」


「当時は楽しかったし、忘れられない思い出も沢山あった。」


「なら、少しでもまだそう思うなら」


「それは全部壊されて、今は忘れたいし、もう昔のようには思えない。俺は元のゲームばかりして満足してた生活に戻るだけ。」


 「ゲームばっかりでいいからぁ、貴方の為に何でもするから」


「私ももう馬鹿にしません。だからぁ」


「もうインターホンを鳴らすなよ。俺はゲームするから」



 それからインターホンは鳴ることはなかった。


 これ以上やっても仕方ないことは知っているんだろう。


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 次回から学校編(予定)


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