登場人物&時代整理(第二十四話時点

登場人物の整理のコーナー!


今回は現在登場しているキャラクター達の簡単な紹介とカナリア領の大まかな時系列を確認していきたいと思います


1,ルーク・バックハウス


この物語の主人公にして、「救国の英雄」であるフランツ大佐の一人息子

前世の名前は「坂田俊朗」ブラック企業に勤めるしがないサラリーマンである


彼自身は前世に趣味だったシミュレーションゲームの影響で戦争や死に対して楽観的な考えを持っている。また前世では周りの女性から自分は嫌われているのだと信じ切っており、彼女どころか女友達すらいない。



2,フランツ・バックハウス


帝国軍人に迫害され続ける植民地人にとっての唯一の希望にして影で暗躍する反乱分子のリーダーである。また、家庭はダメ親父の一面を持ちながらも愛妻家で軍内でも有名、その円満さ故に周囲からは呆れられるほどである。しかし、彼の作戦立案能力や統率能力は折り紙付きで仲間からの信頼は厚い。


当人は戦争を嫌っているものの何かを成し遂げる手段としてとらざるを得ないこともあると諦めている節もある


彼の所属する第八師団は植民地軍人が9割で一部の司令官のみが帝国軍の出向組である


3,サラ・バックハウス


フランツの妻で、見た目はいわゆる西洋系の金髪美人、フランツがデレデレするのも納得である。ルークの実母であるが本人は近くの町工場で働いており、ルークの養育はマリーが主に行なっている。このことに対して本人がどう思っているかは不明


4,マリー・セラフィム


バックハウス家で働く侍女。しかし、実は帝国から送り込まれた諜報員であり反乱分子の動向を逐次確認するためにバックハウス家に派遣された存在。帝国軍高官の父とカナリア人の母の間に生まれた存在であるがどちらからも愛を受けることはなく、どんな形であれ親愛の情に飢えている。現状、帝国情報部を裏切りフランツ側につくことを宣言している


5,ベル・マクスウェル


華奢な体格の美形でルークの幼馴染、その容貌ゆえに近所の男の子達から嫌厭されておりそれが原因でいじめに発展し孤立してしまう。そんな中で出会ったルークのことを唯一無二の友人と考えており、その親愛の情は見るものがみれば狂信的で、安全な首都暮らしを捨て、ルークと共に戦地に赴くことを決意するほどである。両親からは愛されているものの、両親共に仕事が多忙であるため中々構ってもらえていないことも孤独感に拍車をかけている。


6,アラスター・レッドラップ


ルークがこの世界で初めて親しくなった家の外の大人で彼にカナリアの歴史や戦い方を教え込んだ先生。


カナリアの首都ワルツにて細々と私塾を営んでいて、彼の指導力の高さゆえに優秀な教え子が数多くいる。それらを束ね反乱分子の勢力の拡大役も担っている。また、彼自身が熱狂的な独立主義者であるため、しばしば勇み足になることもある。現在は首都から離れ、地方で反乱分子の結集をおこなっている


7,ブライ・ヘンダーソン


カナリア軍第八師団副団長にして、帝国からの出向組。当人曰く、本国軍内部での勢力争いに敗れ植民地軍に左遷となった。そのような背景もあってカナリア出身の軍人に理不尽に辛く当たることも多く、フランツの子供であるルークを徴兵したのも現地軍人の心を折ると言う建前のもと敢行された嫌がらせである。



◇カナリアの大まかな時系列

帝国歴 1850年

・帝国軍によるカナリア共和国の侵攻が突発的に行われ、1週間後に全土制圧後、帝国領カナリアとして植民地化を全世界に布告


・一ヶ月の休息ののち東のパンドラに奇襲を仕掛けるも、本土防衛に早々に切りをつけ軍を率いて撤退していた第二師団長 ウッツ・コルネイヤの指揮するパンドラ軍相手に大敗、以後戦線は膠着し現在まで小競り合いが続いている


帝国歴 1852年

大規模な反乱がカナリア領各地で勃発、一時は臨時政府打倒の兆しが見えるも、臨時政府はパンドラ戦線に派遣されていた帝国軍を引き抜き反乱鎮圧に当てることで難局を凌いでいる


帝国歴 1865年

「ルフェイン・バックハウス」の息子である「トール・バックハウス」の子供としてフランツが生を受ける。しかし、この数週間後にトールはパンドラ戦線にて戦死


帝国歴 1900年

ルーク・バックハウス誕生


帝国歴 1910年

ルーク10歳

帝国軍がなんらかの理由で半数の兵力を対パンドラ戦線から引き上げさせたことにより戦局は悪化。また、パンドラ軍による大規模な反抗作戦の予兆あり

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