未完成作品をAIに完結させたら商品価値が生まれるかもしれない
尾崎紅葉の「金色夜叉」を軽く説明すると「結婚相手に振られた。振られた理由は、相手の女は経済力で男を選んだ。この世の全ては金だ!」という動機で主役の男は悪徳金融業になる話です。
そしてヒロインになるはずだった女は、主役と愛やお金を巡って激しい口喧嘩をする、という悪夢をみます(※ものすごく端折ってます)。
そして、作者が連載中に死亡してしまったので未完の名作になっています。「夢オチ」の元祖ではないです。
邯鄲の夢のように、夢オチな作品は日本の古典にもあります。抜群の美女に出会ったら男はメロメロ。ある日、女は愛想をつかして消えてしまった。桶には白い液体がたっぷり入っていた、男の妄想物語という話です(題名、知らん)。
で生成AIの新しい使い方を発見しました。すでに名画画家の筆の動きパターンを分析して「新作です」みたいのが発表されましたが、金色夜叉のように「作者死亡で未完」の作品をAIに書かせるのはどうでしょうか。
仮に長島が「金色夜叉」をAIで本気で完結させるなら(本文を読んでません……)、尾崎紅葉の作品を全部入れ、連載当時の新聞記事や時代背景を入力すれば、「それなり」の作品は出来上がるのではないかと思います。
それなり、と述べたのは、AIは悪用を防ぐために平和利用が根底にあるので、男と女のドロドロした話は苦手では無いかと思います。
踏み込むと「ゴジラはB29のメタファー」みたいな解釈ができないと思います。いや、メタファー解釈を分析する人は少数派でしょう。
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