AIイラストにドラマはあるのか

 AIイラスト、AIアートについて喧々諤々に議論されています。どちらかというと否定的な意見が多い気がします。



 すでにAIイラスト、もといAIで描かれたエッチな美女は商業品として流通しています。集英社が出して、取り消しになりましたが、アマゾンではAI写真集がデジタル配信で流通し、ファンとクリエイターをつなぐサイトでもAIグラビアが取引されています。



 NFTアートは高額取引された後に暴落を起こしましたが、「メタバースの入会チケットとして売買」として形を変えたら、有名な経営者が主催しているメタバースの場に参加するために取引されています(調べてないので値段や相場は知らん)。



 で、今回放り込んだタイトルです。



 私も「AI美女」を眺めていますが、特にファンになることはありませんでした。人物絵に限らず、幻想的な作品も見ますが引っかかる部分がありませんでした。



 やはりピカソの「ゲルニカ」のように、ピカソの人物像や作品を作った動機などに人々はドラマ性を見出し、市場価値が生まれると思うんです。正体不明のバンクシーも、「ゲリラ的」「こっそり美術館に飾ったけど誰も気づきやしない」「バンクシー作品がオークションに出されている会場の近くで、本人がバンクシー作品を売りに出したが誰も買わなかった」とドラマやメッセージ性が強いから市場価値や商品価値が生まれるんだと思います。



 おそらく、AIアートが商品として注目される場合は、「村上春樹が入力した」「中東の難民の少年が悲しみと怒りで入力した」てなドラマや情報があればAIアートは市民権のようなものが生まれると思います。



 果たしてそこから、百万ドルを超えるような作品が出るんですかね? 教科書にのるような作品が出るんですかね?(ツイッターの最初のツイッターは高値がついていますね。歴史的一歩なのでしょう)

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