じゃん・けん・ぽん
LOLOムー
第1章 ゲーム開始
「これからお二人には命を懸けて頂くじゃんけんをしてもらいます。」
画面の向こうにいる女性は笑顔で言った。
「ゲームクリアの条件は3回ゲームに勝利することです
また1ゲーム勝利するごとに報酬としてなんでも願いが叶えさせて頂きます。」
「ゲームのプレイ方法についてはは今わたくしが話しているパソコンから操作して
頂き時間になりましたらどの手を出すのかボタンを押して決定して頂きます。」
ここまで話を聞いて我に返り目が覚めたばかりでまだ状況が呑み込めていない状況が
理解できてきた。
どこかの金持ちの遊びに付き合わされているのだろうか。
迷惑な話だなと思いながら今の状況から抜け出す方法を考える
というかこの部屋に俺は監禁されているか?
今僕がいるこの部屋は誰でも借りられるワンルームで窓がついてるし
なんなら東京タワーも見える。
誘拐するにしても山奥とかじゃないのかよ。
そんなあまりにも普段の暮らしとかわらない環境で命を懸けたゲームをさせられる
実感はわいてこなかった。
「…以上が今回行っていただくゲームの説明となります。」
「1ゲーム目開始は60分後となりますのでそれまで部屋でおくつろぎください」
まずい…途中まで話を聞いていなかった。
ただじゃんけんということは最初に聴くことが出来たため何とかなりそうだ
少し気分が落ち着いてきてふと窓に顔をむけた。
「そもそもドアを開けたらここから出られるんじゃないか?」
あまりにも当たり前のことすぎて一人で部屋にいるのに声を出してしまったが
ここはどう見ても普通の部屋だし窓も家から出るドアも
鍵がついているよく見るタイプのものだ
そんなことを思い出口に向かいドアノブに手をかけようとした時
自分の手が小さく震えていることに気が付き突然、体がこわばり全身に緊張が走った。
なぜかはわからないがこの部屋から出てはいけない
そんな考えが頭の中に巡り僕はゆっくりと机の方に足を戻していった。
30分くらいたっただろうか突然パソコンからと音がなり僕は画面に目を向けた
「ピロン♪」
デスクトップに一件のメッセージが表示されている
???「やあ、はじめまして」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます