時間

止まって欲しい

でも止まらない

そんな時間


早く終わって欲しい

でも終わらない

そんな時間


扉がある

絶望と希望を隔てる

1枚の扉が


扉の手前と向こう側では

時間の流れが違う

そう

アインシュタインが言うように

相対的なものなんだ


時間よ

あゝつかさどるクロノスよ


流れていくのか

それとも積み重なっていくのか


きっと氷河のように

積み重なり

流れていくのだろう


忘れたい

でも忘れられない

その時間


憶えていたい

でもいつか忘れてしまう

その時間


流氷のように

海原を彷徨う


いつかは消えゆく


忘れがたい


あなたとの時間



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