第39話 『♡ Kyoko Love ♡』39-2
編番外編 康之編:
39-2.
「で、その後気になります?」
「結局彼女、その新聞記者と付き合ってるの?」
「・・って普通、思いますね。
だってその彼高身長でなかなかのイケメンなんですよね。
会話聞いてても
でもでもっ、たぶん付き合ってないんじゃないかしら・・今のところは。
そんな話、石川さんから出てないし」
「へぇ~、そうなんだ」
「飲み会は夏頃から始まってて美佐子ちゃんが失恋した後、来なくなって、相手の
「その彼ってどんなタイプ?」
「飲み会ったって、所詮出会いの場。みんな多かれ少なかれ合コンのノリ
だと思うんだけど。だけどその人最初からそういう意味では全然彼女
見つけようっていう感じでもなくて、ガッツいてないっていうか。
ほんと、何で参加してるんだろ?
年齢的には亀卦川さんと同世代なんですけどね」
「へぇ~、そうなんだ」
「私、わりかし石川さんとは話する機会あるので、また何か進展あれば
お知らせしますね」
「そりゃあ、有難い。
じゃあ、俺のほうも誰かいいヤツいないか探しとくわ」
「Win Win ですねっ」
「だなっ」
瓢箪から駒ってあるもんだな。
俺たちは利害が一致したところで、お開きとした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます