窓の外 幼き声が数珠つなぎ もうお休みよ夜勤の私
窓の外 幼き声が数珠つなぎ もうお休みよ夜勤の私
※(筆者コメント)
どうも私の自宅前の道がいくつかの保育園のお散歩コースになっているらしく、平日の午前10時を過ぎた頃から保育園児たちの賑やかな声が響き渡ります。その姿を窓から覗き見ることもなく聞き耳を立てるだけで、機嫌の悪い子、他の子と手をつなぎたい子、もう歩きたくない子、いろんな子たちが想像できます。しかも、やれ車が通る、やれ子供たちが横断歩道を渡るとなるとさらに保母さんの大きな声が追加されます。
この昼間の喧騒を子守歌に夜勤の私はこれから眠らなくてはならないのです。子供の声がうるさいとか夜勤の仕事が辛いと思ったことはありませんが、皆が寝静まったような時間に家を出て人気の少ない通りを歩くとき、「この世界から隔離されてしまった」かのような寂寞感にはどうしても慣れませんでした。
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