文章は不幸な時こそ書くべしと恩師の言葉 今かみしめる

文章は不幸な時こそ書くべしと恩師の言葉 今かみしめる


※(筆者コメント)

中高の国語教師とは文芸部の顧問として、どちらかと言えば喧嘩した記憶のほうが多いのですが、今でも覚えていることが一つある。

「人間、幸せな時は自分の口から発する言葉だけで足りる。でも不幸な時は文章で吐き出せ。それはワインのおりのようなものだ。本質的に『除去されるべきもの』なんだ。ただ、そのおりは、誰かにとって良いワインの証となる。自分自身を幸せにできないときこそ、他人を幸せにするチャンスなんだ」と。

こんなことを宣う国語教師は、授業中に「本に埋もれて死にたい」なんて不謹慎なことを言ってたから、きっと幸せだったのだろう。

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