2023年6月16日

暗い部屋の中が好きだ。


少なくとも、明るいよりは良い。


明るいと何をする気も失せる。


百パーセントの力で臨めと言われているような感じがする。


その点、暗ければ、なんとなく、とりあえず、で、できる。


誰だって仮病を使いたくなるときがあるだろう。


それと似ていると思う。


僕は元気ではいたくないのだ。


いつも病気のときみたいに慎重でいたい。


元気を出すと碌なことがないと思っているのだろう。


考えてみれば、世の中はいつでも元気を目指す方向のように思える。


明るい未来を信じて疑わない。


結果が伴っていなければならない。


けれど、それはなんとなく疲れるような気がする。


毎日毎日を精一杯生きるのではなく。


毎日毎日をとりあえず生きる方が、なんとなく好ましい。


場当たり的に生きると言っているのではない。


そのときできること、やれることをして生きていたい。


ずっと先の未来のことなど考えないで……。


ところで、五百文字というのは意外にも長い。


最近、そう感じるようになった。


もう、書くことがないのかもしれない。


けれど、書くことがなくなったときに、何を書くのかを見てみたいから。


もう少し書こうと思う。


そう……。


もう少し。


その繰り返しで生きていたい。


それが、きっと、とりあえず、ということ?

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